WordPressを使って、Googleのクローラーにも、訪問者にとっても良い記事を書くための方法

WordPressは、もともとSEO(検索エンジン最適化)フレンドリーなCMSとして有名です。SEOについて特に気にしなくても最適化してくれたり、有力なSEOプラグインも複数あるので、技術的にSEOに困ることは少なそうです。

ここで言う「良い記事」は、人間にも、ロボットにも、読みやすい記事のことです。SEOの知識だけでなく、コンテンツの量と質、専門性と独自性がなければ、良い記事とは言えません。

目次

記事を書く上で一番大事なのはテーマ(主題)の選定

小手先のSEOやテクニックは後回しにして、記事を書く際に一番気をつけないといけないのは、その記事の「テーマ」を考えることです。テーマを選定したら記事を書いている間だけは、必ず頭の中にテーマを置いて、内容がブレないようにして下さい。

Googleは記事のオリジナリティと共に、記事の専門性を重視します。
例えば以下の文章はどうでしょうか?

今日はバスケットの練習に行きました。まず最初はランニングから開始し、次はバスケットボールを使ったトレーニングをしました。今日の練習は、ゴールから外れたボールを取る「リバウンド」の練習が中心でした。チームメイトよりも多くのリバウンドを取れ、とても有意義な練習でした。
帰り道に、料理教室に行きました。今日は鶏肉の料理を教えてもらいました。鶏肉はとても柔らかく、こんなにジューシーに食べれるなら、家でも作ってみたいなぁと思いました。
家につくと叔父さん家族が来ていて、そろって奈良までお墓参りに行きました。奈良に行く道はとても混雑していて、叔父さんは車の中でカラオケ大会を始めようとしました。僕は尾崎豊を歌いましたが、みんなは興味がないみたいで、眠ってしまいました。

テーマはバスケットボールの練習なのですが、まったく関係のない料理教室・お墓参り・カラオケの話が出てきます。

Googleが何についての記事なのか、どこが重要なのかを判断できない

これではGoogleがクロールした後「えっと、この記事は何についての内容だったんだっけ…」となってしまいます。もちろん、Googleが判断できないものは、ユーザーにとっても良くありません。

文章を書く時はテーマを絞り、他のことを書きたかったとしても、テーマに関連することでなければ、グッと我慢して下さい。また、テーマが大雑把すぎるとこれもまた専門性が薄れるので、テーマは絞って書くようにして下さい。

記事の内容によって書き方を変える

もし、記事が取り扱っている内容が「iPhoneの新しい機能のニュース」だとしたら、内容は1,000文字ぐらいで読める読みやすいものにするのが良いと思います。SNSで読まれやすく、移動時間やスキマ時間でも読みやすいように、文章もテンポ良く、要件を分かりやすく表示します。
そして、次の興味を引きそうな記事に誘導するなど、テンポ良く複数の記事を多読してもらえる工夫をすると良いです。

逆に「iPhoneの目覚まし時計アプリ10選」といった記事の場合、ユーザーはSNSよりも検索して具体的な内容を探しています。また、SEOで上位表示させるためには、文章量も必要です。
検索する限りは、特定の情報を欲しているため、読む時間はSNSから訪問するユーザーよりも多めにとれます。したがって、たくさんの関連キーワードを含んだ3,000文字以上の文書を目指します。

このように内容によって文字数の多い少ないを調整するなど、見ている人の気持ちを読み取って書くことが大事です。

ユーザーは待ってくれない、読んでくれないのが普通

訪問者はみんな忙しいです。家事をしたり、仕事をしたり、勉強をしたりしないといけません。そんな中にあって、見ず知らずのアナタのサイトにアクセスしてくれたことに感謝をしましょう。

しかし、訪問者は非常に忙しいので、興味ないページだと分かったら、1秒で帰ってしまいます。そのため、このページが何について書かれているかを知らせてあげる必要があります。

目次を作る

書かれている内容が、記事の冒頭で書かれているのは、すごく良いことです。しかし、1つ1つ目次を作っていては時間が足りなくなるので、プラグイン「Table of Contents Plus」を使用して、自動で目次ができるようにしましょう。

記事の構成・構造を壊さないで文章を書く方法

記事を書く上で、構造を守るのもポイントです。SEOフレンドリーにするだけでなく、ユーザーに対して内容の理解を高めます。

見出しは、順序や親子関係を守り、正しく使おう

WordPressで気をつけたい「見出し」の親子関係
記事の見出し(hタグ)には階層構造や親子関係あり。

文章や見出しは階層構造と親子関係があります。
記事のタイトルを頂点に、その下に見出し2、見出し2に関する文章、見出し3、見出し3に関する文章…というように書く必要があります。上記図のように、見出し2と見出し3の間に、見出し4が入るのは間違いです。

見出し下の文書には見出しに関する内容を

また、見出しの下のコンテンツは見出しについての内容を書くことにして下さい。そして、見出し2の下に見出し3を配置するような場合は、見出し2の内容をさらに分類するような内容で見出し3を書いて下さい。

WordPressの場合、見出し1はタイトルなので、見出し2から使う

WordPressでは見出し1はタイトルに使われていることが多いので、見出し1は使わずに見出し2から使うようにして下さい。テーマによっては見出し1はサイトで1回しか使われていないようにしているテーマもあるので、その場合は見出し3から使うようにして下さい。

小学生の頃に習った国語と、マイルールを決めて文章を書く

小学校の頃を思い出して下さい。段落はどうやって分けると習いましたか?句読点はどこでうつべきだと習いましたか?小学生の頃に国語で習った文書の書き方で文書を書けば、難しいことを考えなくても、読みやすい文章が書けるようになります。

一つの文書のブロックの中に句読点は1〜2つ、バランス良く配置することをオススメします。句読点が少ないと、読みにくくなります。逆に多すぎると、文章を切りすぎてペース良く読めません。

感嘆符・疑問符を使いすぎると文章が見難くなる

また、感嘆符(エクスクラメーション・マーク)や疑問符(クエスチョン・マーク)を多用したり、絵文字を使いすぎるのはオススメしません。感嘆符や疑問符に頼り切って文章の強弱をつけてしまうと、どの文章が一番伝えたいことかわからなくなってしまいます。もし使う場合は、必ずルールを定め、ルールに沿って使うようにして下さい。
絵文字、文字のカラーリングも過剰にやりすぎると同様のことが起こります。また、WordPressの見出しを単に文字を大きくしたい場合に使ったりするは非常によくありません

Webマーケティングを意識して書くのは驚くほど簡単にできる

Yoast SEO
Yoast SEOを使えば簡単に最適化された文章が書けるようになる。

YoastやAll in One SEO Packを使う

WebマーケティングやSEOを意識した文章、難しいですよね。しかし、WordPressにはYoast SEOという高機能なプラグインをインストールすることで、最適なSEO対策や記事が書けるようになります。(アンチYoast SEOな方は、All in One SEO Packなどをお使い下さい)

特に記事の編集欄の下に表示される、Yoast SEOボックスは記事の可視性・キーワード・Facebookでの表示やGoogleの検索結果の表示などを簡単に確認でき、SEO的な良し悪しの判断もしてくれます。

Yoast SEOのチェック機能は日本語を理解できていない

ただし、Yoast SEOは日本語で記事を書くと、いくら気を使って正しく書いても、信号機の色は緑色にはなりません。例えば、フォーカスワードがタイトルにあったとしても、一つの単語として判断できなく、赤のままになってしまうからです。同様のことが他のチェック項目でも起こるので、結果的に改善案を全て直しても、キーワードが全て緑になることはありません。

自分でルールを決めて判断しよう

Yoast SEOはこういったことがあったとしても、強力なSEOツールであることは間違いないので、自分の中で、この項目の注意点なら「OK」というルールを作っておけば、良いと思います。
(完璧主義者の人にとっては非常に我慢しずらい状態が続きますので、そういった方にはオススメできません。)

記事の文字量

記事の文字量は通常1,800文字とか2,000文字とか言われていますが、私は断然「3,000文字以上」をオススメします。絞ったテーマで書けるなら書けるだけ書いた方が良いです。しかし、ダラダラと同じことを書いてしまうと、ユーザーは全部読む前に、他のサイトに移動してしまうので、エッセンスだけで3000文字以上を目指して下さい。ちなみにこの記事は、5,000文字を超えています。

どうして3,000文字以上も書かなければならないのか

1,000文字や2,000文字では、書ける語彙に限りがあります。集客しようと思えば、ロングテールを意識して関連するキーワードを散りばめておく必要があります。数えれるぐらいのキーワードでは、Googleからの集客は見込めません。

3,000文字というと、ものすごく長文に感じますが、文章は増やすよりも減らす方が難しいので、書いてみると意外とスグにできてしまったりします。

すごい数の記事が毎日増えている中、少ないキーワード数では上位表示させれない

日々、ライターによる記事の量産が行われているので、公開されている記事数はものすごい数に上ります。そんな中、他と同様のキーワードで同じようなことを書いている記事を書いても、検索結果にすら表示されません。なので、多くのキーワードを打ち込むことで、他の記事との差別化を行い、ロングテール対策をします。

実際私の感覚や集客の結果からして、文字数が多く何度も書き直しをして、文字を削りながらも3,000文字を超えたような記事は訪問者が多いです。

ただし、テーマから外れる文章は絶対にダメです。絞ったテーマで書けるだけの内容にして下さい。

見直しとリサーチ

十分な文字数の記事が書けた、そして、テーマも絞り、内容も充実した…そうしたら、見直しとリサーチをしよう。

リサーチはもちろん、最初にするべきことだが、3,000文字ぐらいの記事を書き終えていると、最初に計画した内容になっていないことも多いです。なので、見直しを含めて、再度リサーチをすることをオススメします。

出来上がった記事のタイトルをそのまま検索する

まず、一番最初にやった方が良いのが「出来上がった記事のタイトルをそのまま検索」することです。Yoast SEOなどを使って、良いタイトルになっているはずなので、テーマや関連キーワードがしっかり盛り込まれているはずです。

そのタイトルで検索される他社ページは、記事公開後、ライバルになる記事です。この検索結果、上から10記事全て読んでも良いぐらい需要な内容です。実際に、読むと「あぁ、こんなこと書きたかった」「こんなキーワードあるんだ」「文字量すごいな、うちの倍だ」など、勉強になることばかりだと思います。

内容が重複していないか?

そういったタイトルで検索すると同じようなライバル記事がたくさん検索されます。そういったサイトと内容が重複してしまうことはよくあることです。Googleからすれば、同じような記事が何個もインデックスされるのは、好ましくありません。

そのため、重複しているコンテンツを作るのをやめましょう。内容を所々変えるのではなく、その文章に新しい風を呼び込むぐらいの変更が必要です。ライバルページの持っていない関連キーワードを大量に増やして下さい。

ライバルに勝っているか?

果たして、ライバルのページはどれぐらいの文字数で、内容はどうか。客観的にライバルページを読んで、自社ページとどちらが読みやすいのかを検証して下さい。大半は、ライバルページの方が読み易く、コンテンツも豊富なはずです。

何故ならば、ライバルページは今現在、結果を出しているページだからです。強敵だとは思いますが、そこに負けてしまっているようでは、最初から勝ち目などありません。今現在、上位にいるページの何倍も良いページになったと思ってから公開して下さい。

誤字脱字はないか?

誤字脱字は人が記事を書く以上、仕方がありません。しかし、誤字脱字をユーザーが見つけるとせっかく読んでいる内容を止めて、そこが気になってしまったりします。

良質な記事を書くためには、文字数・キーワード数・独自・専門性+情熱

こういったことを念頭に置いて記事を書けば、ユーザーにだけでなく、クローラー(検索アルゴリズム)にもフレンドリーな記事にすることができます。文字数、キーワード数、独自性や専門性はそれぞれとても重要なポイントだと思いますが、やはり大事なことは「情熱」です。

「訪問者のためになる、読みやすい記事にする!」という情熱こそが一番のポイントです。